Ad Nauseam Tendrils(2024/05/04)

 ここ最近は半年ぶりぐらい(?)にMOを起動して、ANTを回してた。最初はリーグも2-3続きで全然勝てなかったけど、徐々に勝てるようになって、4/28のLegacy Challengeは6位でフィニッシュしてチェストも貰えたし、最終的にはチケットが微増した。

 

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構成

 メインとサイドを少し変更して現在は上記の構成。コンセプトは《不毛の大地/Wasteland》+《目くらまし/Daze》パッケージに耐性を上げたANT。このパッケージを有するアーキタイプとして、青黒リアニメイト、デルバー、スゥルタイ(or4C)豆の木が該当し、これらが現在のMO上ではメタゲームのトップ3。

 《虹色の眺望/Prismatic Vista》4枚の採用とそれに伴い基本土地の4枚目の追加、デュアルランドを最低限のものに絞り込むことで、《不毛の大地》を上手く働かないようにし、《目くらまし》で支払うマナの余裕を持たせた。

 また、《鏡に願いを/Beseech the Mirror》を不採用にした。「協約」コストのためにアーティファクトやエンチャントをある程度確保しなければならず、サイドボード後は墓地対策により、「協約」コストを支払い《ガイアの意志/Gaea's Will》を唱える動きに関わるカードが全て機能しなくなる可能性があると考えると、個人的に使い難さの方が感じられた。

 《鏡に願いを》に関するカードの代わりに入ったのは主に《定業/Preordain》。基本土地を伸ばすゲームプラン的にはこれが合ってると思う。

 また、《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》が、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》と併用しようとすると、どちらかが《力線の束縛/Leyline Binding》で除去されてしまうのが気に入らず、《闇の誓願/Dark Petition》を採用した。ただし、《闇の誓願》も《忍耐/Endurance》や《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》のような墓地を空にするタイプの墓地対策で「魔巧」を達成しなくなるリスクもあるため、一長一短。

 

マッチアップ所感

・青黒リアニメイト

 《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》が出てくるかで勝率が大きく変わる。《再活性/Reanimate》をプレイされると、相手のライフも減るため通常よりも少ないストーム数の《苦悶の触手/Tendrils of Agony》で十分になり、《悲嘆/Grief》でハンデスされても案外なんとかなる(なんとかならないこともある)。ただし、アトラクサの場合はライフリンクなため、そうはいかない。こちらが妨害したいのはアトラクサのリアニメイトぐらいなので、墓地対策を入れるかは悩ましいところ。

 

・UBRデルバー、URGデルバー

 昔から存在するデッキなので、今更言うこともない。サイドボード後の敗因となるのは《相殺/Counterbalance》であるため、対策カードは必須。URGデルバーは《相殺》が2枚、UBRデルバーは1枚がデフォルトなため、自分は+1枚多めに対策カードをURGデルバー相手は3枚、UBRデルバー相手は2枚サイドインすることにしている。

 

・スゥルタイ豆の木、4C豆の木

 《ギルドパクトの力線/Leyline of the Guildpact》と《ドラコの末裔/Scion of Draco》を採用した5C型も存在するが、割愛。

 スゥルタイ型の場合は《もみ消し/Stifle》を警戒し、4C型の場合は《力線の束縛》が大体サイドボード後も抜け切れてないため、《花の絨毯/Carpet of Flowers》のような置物は入れない方が良さそう。

 また、どちらも《夏の帳/Veil of Summer》が1,2枚はサイドボードに入っているため、《精霊の噴火/Elemental Eruption》をサイドインして《苦悶の触手》以外の勝ち筋も用意する。時と場合に合わせて、ドラゴン並べて全体除去が飛んでこないことを祈る。

 

終わりに

 当たり前ではあるけど、MOは紙よりゲームの試行回数が全然違うし、リプレイをすぐに見返せていいですね。